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  ** 季節の歳時記 **

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    20. パプリカ

 家庭菜園のパプリカがようやく色づきはじめた。いつもより1ヶ月近く遅い。陽気のせいだろうか。
 パプリカはコロンブスによってヨーロッパに持ち帰られた。ハンガリーで品種改良され、現在も一大産地になっている。
 毎日ひとつずつ収穫、朝食のサラダに彩りを添えてくれる。

                 2020.10.29 m
 
    19. コスモス

 近くの休耕田でコスモスが風に揺れている。
 コスモスは熱帯アメリカ原産。メキシコからスペインに渡り、日本には明治12年に渡来した。
 地球をぐるっとまわり、我が町にやってきたコスモスだ。

                2020.10.25 m
 
    18. 狂い咲き

 堤の遊歩道の桜がちらほら咲いている。
 例年なら4月の初旬に満開になって遊歩道は桜のトンネルになるのだが狂い咲きしてしまったようだ。
 いや、狂っているのは桜ではなく、お天気の方だろう。

                2020.10.19 m
 
    17. キンモクセイ

 前の小学校の校庭にあるキンモクセイの花が昨夜の雨で一気に散った。根元に広がった花は、朝日を反射してまわりを金色に染めている。
 しばらく甘い香を放って楽しませてくれたキンモクセイが演じたフィナーレのようだ。

                2020.10.13 m
 
    16. ヤマボウシ

 庭のヤマボウシの実が赤くなってきた。
 表面にトゲのような突起のある赤い実は一見して新型コロナウイルスを連想してしまう。
 向こうがあとからかってに似たんだ、などと言われそうだ。
 皮を剥いて食べてみるとイチジクのような香りと甘みがある。

                2020.10.10 m
 
    15. ギンナン

 いつもウォーキングで通る道のイチョウにギンナンがたわわに実っている。
 例年より数が多いようだ。夏の陽気のせいかもしれない。
 あとひと月もたつとここは黄金色の並木道になる。
 景色の移り変わりを見ながらのウォーキングも楽しい。

                2020.10.06 m
 
    14. 赤とんぼ

 赤とんぼが畑のネギの葉先で羽を休めている。
 赤とんぼといっても日本には20種類近くも棲息しており、その代表格のアキアカネだ。5月から6月にかけて低地で羽化して夏は涼しい高山に移動、秋になると再び低地に戻ってくる。
 山の上では紅葉が始まったことを知らせに飛んできたのかもしれない。

               2020.10.03 m
 
    13. 稲刈り

 心配していた台風も東に逸れ、田圃では稲刈りが始まった。
 稲を刈りながら進むコンバインのあとをたくさんの白鷺がぞろぞろと付いてまわる。飛び出してくるイナゴやバッタを狙っているのだろう。
 白鷺たちも稲刈りを待っていたようだ。

               2020.09.29 m
 
    12. 秋ナス

 秋ナスが毎日食卓に乗るようになった。
 夏の間たくさんの実をつけて疲れてきたので9月始めに枝を剪定し、スコップで根切りをしながら化成肥料を施して半月ほど休ませた。
 猫のひたいほどの家庭菜園だが採れたての野菜の味は格別である。

               2020.09.25 m
 
    11. 秋明菊

 暑さも寒さも彼岸まで、さすがの猛暑も衰え、庭の秋明菊が咲き出した。
 秋明菊は、キクの仲間ではなくキンポウゲ科、アネモネの仲間である。花言葉は 「薄れゆく愛」 。
 いくつになってもそんなことはない!?

                2020.09.22 m
 
    10. 大賀ハス

 今年も水瓶で栽培している大賀ハスが咲き、実を付けた。
 4年ほど前にこのハスを栽培している農業高校の職員の方から実を分けていただき、教えていただいた 方法 で発芽させた。
 縄文の時代から時間を飛び越えて我が家に咲いた花に生命の神秘さを感じる。

              2020.09.17 m 
 
     9. イモムシ

 敷石の上をイモムシがのそのそと這って行く。
 セスジスズメガの幼虫だ。身体の側線に並んだ赤い斑点が目のように見える。横から襲ってくる敵を睨み付けて防御しているのだろうか。
 ピンと立てた尾を前後に振りながら草むらの中に消えた。

                2020.09.10 m 
 
     8. シャクトリムシ

 庭木の枝にシャクトリムシを見つけた。
 爪楊枝ほどの身体をピンと伸ばし、見事に小枝になりきっている。指でつつくとくねっと曲がり、しばらくそのままじっとしている。夜行性で日中はあのユーモラスな動きは殆ど見られない。
 シャクトリ蛾の幼虫だがどんな成虫になるのか興味がある。

               2020.09.04 m
 
     7. オオカマキリ

 ジ、ジ、ジーッと異様なセミの鳴き声が聞こえる。
 庭に出て探してみると木の枝でオオカマキリがアブラゼミを羽交い締めにしている。やがてアブラゼミは動かなくなり、オオカマキリは頭から食べ出した。
 このオオカマキリも秋には卵を産んで一生を終わるのだろう。
 昆虫たちの生存競争に季節の移り変わりを感じる。

               2020.08.29 m
 
     6. ウドンゲ

 野菜畑の支柱に優曇華(ウドンゲ)の花を見つけた。
 優曇華とは、インドの想像上の植物で、三千年に一度花を咲かせ、その時は如来がこの世に現れると伝えられている。
 昔は植物と思われていたが、クサカゲロウが産み付けた卵である。
 それはともかく、何かいいことが起きる前兆かもしれない。

              2020.08.25 m
 
     5. ニラ

 家庭菜園のニラが花を咲かせた。
 ニラといえばレバニラ炒め、猛暑で減退した食欲を増進してくれる。また花芽も穏やかな香りと共にシャキッとした食感が楽しめる。 種は 「韮子(キュウシ)」 と呼ばれ、強壮、強精、利尿のほか下痢止めなどにも効くそうだ。
 コロナに猛暑、今年の夏はニラで乗り切ろう。

              2020.08.22 m
 
     4. アマガエル

 夕立が来そうになるとクェッ、クェッ、と鳴き出す。庭の気象予報士でもある。雨を教えてくれるので雨蛙と呼ばれるようになったとか。
 アマガエルの変身の技はすごい。周囲の色に合わせてみごとに姿を消す。カメレオンもかなわないだろう。(写真をクリック)

              2020.08.19 m 
 
      3.茗 荷

 垣根の下で茗荷が芽を出した。白い花も咲いている。梅雨が長かったせいか例年より数が多い。
 冷や奴やそうめんの薬味として、また味噌を付けるとビールによく合う。夏の味覚としてしばらく楽しめそうだ。
 物忘れも茗荷のせいにできる。

               2020.08.14 m
 
      2.空 蝉

 庭の植木の葉に蝉の抜け殻を見つけた。何年ぶりだろう。
6年ほど前、家を建て替える際に庭の植木を抜いて整地したがそのあとしばらく蝉の抜け殻は見ていない。
 我が家の庭に以前の夏が戻ってきたようだ。

                2020.08.08 m
 
     1.梅干し

 長かった梅雨がやっと明け、半月遅れの土用干しだ。
以前は我が家で収穫した梅を漬けていましたが数年前に切ってしまったので親戚からいただいてきた。
 ”三日三晩の土用干し”、今年はどんな梅干しができるだろう。 

                2020.08.06 m
 




   
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