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  ** 季節の歳時記 **

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    40. コゲラ

 コゲラは全国に分布する小型のキツツキだ。
 我が家の周辺の雑木林でもよく見かける。木の幹を上下に移動しながらしきりに樹皮をつついている。

                   2021.03.16 m 
 
    39. エナガ

 暖かくなって野鳥も活発に飛び回るようになった。
 庭にエナガが飛んで来た。ぬいぐるみのようにかわいい。
 巣は樹上にスギゴケなどの蘚類でつくり、7~10個産卵する。孵化した雛を育てるときにはつがい以外のエナガも協力するそうだ。

                   2021.03.09 m
 
    38. カワラヒワ

 近くの河川敷の木でカワラヒワの群れが羽を休めている。
 周囲の様子を伺いながら一斉に地上に降りて草の種などをついばむ。
 飛ぶと翼の黄色が目立ってきれいな野鳥だ。

                   2021.03.02 m
 
    37. ザゼンソウ

 その様相が座禅をする僧に似ていることから名付けられたとか、別名達磨草ともいう。
 大田原市の群生地では枯れ草の中から紫色の褒に包まれた花がいくつも顔を出していた。

                    2021.02.24 m
 
    36. マンサク

 花が良く咲けば豊作、少なければ不作など、稲の作柄を占う植物として古くから人と深いつながりをもっていた。そこからマンサクの名前がついたとか、
 今年の秋の収穫はどうなるだろう。

                    2021.02.16 m
 
    35. アオジ

 庭先にアオジが来ている。
 古語では緑色を青と表現していたことからアオジの名前が付いたそうだ。
 北海道の林や本州の山地で繁殖し、秋から冬にかけて積雪のない低地に移動してくる。

                   2021.02.09 m
 
    34. ジョウビタキ

 ときおりジョウビタキが庭に飛んで来る。
 お辞儀をするように体を上下に振りながら、ヒッ ヒッ カタ カタと鳴く。その声が火打ち石を打つ音に似ていることが名前の由来だとか、
 桜が咲く頃には大陸に帰って行く。

                   2021.02.02 m
 
    33. ロウバイ

 庭のロウバイが満開になった。
 普段はあまり目立たない庭木だが寒中に香り高い花を咲かせる貴重な存在だ。
 来週は節分、春が近づいている。

                  2021.01.26 m
 
    32. 幻 日

 太陽の左右にひとつずつ明るい光の塊が見える。
 幻日だ。
 雲の中の氷晶が光を屈折させることによって起きる気象現象で、上空に寒気が張り出してきた時などに現れる。
 天気は下り坂、関東地方にもところによっては雪かみぞれの予報が出ている。

                 2021.01.19 m
 
    31. モ ズ

 梅の剪定をしているとモズが飛んできて反対側の枝にとまりこちらの動きをじっと見ている。
 剪定をやめて梅の木を離れると根元に降りて落ち葉の中をつつき出す。根元の落ち葉をガサガサと踏みつけながら歩き回るので下から出てくる虫を狙っているようだ。
 どこで覚えたのだろう。

                  2021.01.12 m
 
    30. イラガの繭

 柿の木の枝でイラガの繭が越冬している。
 イラガの繭はタナゴ釣りの餌として使われ、釣り具屋さんでも売られている。
 ユニークな模様が付いているがこれは鳥の糞の擬態だそうだ。たしかに野鳥たちも自分の糞はつつかないだろう。
 昆虫の世界は面白い。
 
                  2021.01.06 m 
 
    29. 秋明菊

 秋明菊の花が散ったあと丸い花心が残っていたが、割れて真っ白な綿毛が現われた。綿毛にはごま粒のような種子がたくさん付いていて風に乗って飛んで行く
 次はどこで芽を出すのだろう、追いかけてみたい。

                  2020.12.30 m
 
     28.カラスウリ

 雑木林を歩いていると赤いカラスウリをよく見かける。
 食に適さず、野鳥たちも見向きもしないので役に立たない、という意味でカラスウリと呼ばれるようになったとか。
 ところが、 を取り出してみると形が打ち出の小槌に似ている。しかも、最初は黒いのだが乾燥すると金色を帯びてくる。
 財布に入れておくと金運が良くなるそうだ。

                 2020.12.22 m
 
    27. カマキリの卵

 家の周りでカマキリの卵をよく見かける。家の外壁でハラビロカマキリ、垣根の枝にはオオカマキリ。
 昔からカマキリは卵を産むとき雪に埋もれない高さを知っていると言われている。
 はたしてこの冬はどのくらい雪が降るのだろう。

                 2020.12.15 m
 
    26. サザンカ

 垣根のサザンカが咲き出した。
 サザンカはツバキ科で日本の固有種である。童謡「たき火」にも出てくる冬の代表的な花だ。
 でも、思い浮かぶのは、くもりガラスを 手で拭いて ~♪
 マイクを握らなくなって久しい。

                 2020.12.08 m 
 
    25. イチイ

 イチイの実が赤く色づいてクリスマスツリーのようだ。
 古代日本の朝廷では高官が持つ笏をこの木で作っていたことからイチイ(一位)の名前はそれに由来するとか。
 天皇の即位の礼、大嘗祭においてもイチイ製の笏が用いられたそうだ。

                 2020.12.01 m
 
    24. ムラサキシキブ

 鮮やかな紫色の実は目を楽しませてくれる。
 源氏物語の紫式部になぞらえての命名とされるが、派手すぎず優雅な趣がある。ヨーロッパにもたらされた時、ジャパニーズ・ビューティ・ベリーと称賛されたそうだ。

                 2020.11.24 m
 
    23. コブシ

 近くの雑木林で赤く色づいたコブシの実を見つけた。
 コブシという名前は、でこぼこの実の形が子供の握りこぶしに似ていることから来ているそうだ。
 でも、コブシと聞くととすぐに「北国の春」を連想してしまう。
 カラオケで皆が集える日が早く来ることを望む。

                 2020.11.17 m
 
    22.銀メッキクモ

 夜露が降りる季節になった。
 朝、庭木の枝にかかった蜘蛛の巣に夜露が付いてビーズのように輝いている。真ん中には背中が銀色に光る小さな蜘蛛がじっとしている。銀メッキグモだ。
 露が乾くまでは巣にかかった獲物も取りに行けないだろう。

                 2020.11.10 m
 
    21. コキア

 垣根きわに植えたコキアが赤く燃えるような色になった。
 コキアは別名箒草。軒先などにつるして乾燥させ、麻紐などで束ねると箒ができあがる。
 机のまわりや本棚などのほこりを払うのに重宝している。 

                 2020.11.03 m  
  




   
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